鼻や口から入り込む空気はいつもきれいなわけではなく、ホコリや細菌、カビなどが混ざっています。これらの異物が体の中に入り込んでゆかないように、人の体には入口でストップさせるためのいくつかのしくみがあります。
気道(気管・気管支)の粘膜の表面にはブラシのような線毛が無数に生えており、粘液がこれを覆っています。粘膜はふつう1日に100ミリリットルくらいが分泌されています。
気道の線毛は1秒間に12回ほどで、口の方に向かって波打っています。ホコリや細菌などが侵入したときにはこの粘膜がからめ捕り線毛の働きで体の外への運びだします。
健康なときはこの働きはあまり自覚されることはありませんが、風邪をひいたときなど気管支に炎症が起きると分泌される粘液が増えて口の中から出てきてしまうことがあります。
